銚子市ジオパーク・芸術センター(銚子市八木町)で7月23日~26日、「ART&CRAFT展」が開かれた。会場では14人の作家による絵画・デザイン・書・立体造形・染・金工・ガラス・陶芸の作品展示と販売を行った。
25日には「うちわや風鈴に描こう」と題したワークショップも行い、来場者は作品の鑑賞や創作体験を楽しんだ。
展示会は30年以上続く企画で、「地域の作家の発表の場をつくろう」と明石研一さんらが立ち上げた。メンバーの入れ替わりを重ねながら、現在は若手作家も加わり活動を続けている。明石さんは千葉県教育功労者表彰(芸術文化部門)の受賞歴を持ち、市内でアトリエを開き、小学生から大人まで幅広く指導するほか、市内外の高校で講師も務めるなど、長年にわたり美術教育にも携わってきた。
明石さんは「30年前は銚子に作品を発表できる場所がほとんどなかった」と振り返る。展示会は市内外で会場を変えながら継続し、近年は若手作家の参加も増やして世代交代を進めている。現在は銚子ジオパーク・芸術センターを会場とし、展示会は市内外で会場を変えながら開催を続け、現在は作品販売も可能な同センターを会場としている。明石さんは「銚子には芸術活動をしている人が多い。若い作家にも参加してもらい、地域の芸術文化を盛り上げていきたい」と意気込む。
会場には、紙粘土を使った立体作品作家・チョコリさんの作品も並んだ。作品は実際に手に取ることができ、石や金属のような質感に見えるが持ち上げると軽く、来場者を驚かせていた。アルミ線を芯材に軽量紙粘土を重ね、光沢のある塗装を施して仕上げた作品で、チョコリさんは「身近な素材で制作しているので、意外と親しみやすい作品。見た目とのギャップも楽しんでもらえれば」と話す。
会場では作家たちが来場者に作品の制作方法や制作意図などを説明する姿も見られた。明石さんは「自分がいつまで続けられるか分からないが、若い世代が育ち、この展示会を引き継いでほしい」と今後への思いを語る。