銚子市立第一中学校(銚子市明神町1)で8月23日、閉校前最後の夏休みに「銚子一中盆踊り大会」が開かれた。1947(昭和22)年4月の創立以来、地域に親しまれてきた同校に、在校生、地域住民や卒業生らが集まり、交流を楽しんだ。同大会には実行委員会が掲げる「閉校で終わりではなく、地域に愛される学校として未来へ生まれ変わる」との思いが込められている。
主催は実行委員会で、宮川将志委員長と事務局の池田健一さんを中心に準備を進めた。学区内にある全50町内会の会長や役員が顔を合わせ、開催に向けて議論を重ねながら、それぞれが役割を担った。宮川委員長は同校PTA会長も務めている。
校庭にはやぐらを設け、鳴り物の演奏を行った。夕方からは参加者がやぐらを囲み、「銚子大漁節」などに合わせて踊ったほか、子どもみこしや大人みこしも会場を練り歩いた。会場にはキッチンカーや屋台など約30店が並び、飲食を楽しむ人の姿も見られた。
会場ではビンゴ大会も行い、同校PTAも屋台の出店をはじめ、準備から撤収までボランティアとして運営に携わった。宮川委員長は「普段なかなか会えない人とも会える、同窓会のような雰囲気になった。思っていた以上に多くの人が集まり、楽しんでもらえて良かった」と話す。銚子市教育委員会の中西健教育長は、来年度から市立銚子中学校と統合されることに触れ、「一中がなくなっても、この地域は残る。ここから通う子どもたちをこれからも見守っていただきたい」と呼びかけた。
閉会前には潮鼓會が銚子一中の校歌を演奏し、参加者と運営者が一緒に合唱した。校歌を歌いながら、地域住民や卒業生らが同校への思いを共有し、閉校前最後となる盆踊り大会を締めくくった。
銚子市では中学校の再編を進めており、2027年4月には第一中学校、第二中学校、第三中学校、銚子中学校の4校を統合し、新たな「銚子中学校」を開校する予定。これにより、市内の市立中学校は「銚子中学校」と「銚子西中学校」の2校体制となる。