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銚子で映画「黒川の女たち」上映会 太平洋戦争の事実を後世に伝える

「黒川の女たち」上映実行委員会メンバー一同

「黒川の女たち」上映実行委員会メンバー一同

 ドキュメンタリー映画「黒川の女たち」の上映会が8月30日、銚子市市民センター(銚子市小畑新町)で開かれた。主催は「黒川の女たち」上映実行委員会。銚子市教育委員会が後援した。

(左から)実行委員会の真久代表、銚子・生活と健康を守る会桑村代表

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 上映会は、映画を通して戦争の歴史と平和について考える機会をつくろうと企画された。実行委員会の真久絢子代表は元小・中学校の教員で、21歳ごろから歴史教育者協議会で沖縄戦などを学んできたが、映画の原作となった「刻印 満蒙(まんもう)開拓団、黒川村の女性たち」と出合い、これまで知られてこなかった事実に触れたことが開催のきっかけとなった。

 映画は、1945(昭和20)年の敗戦直後、満洲の黒川開拓団が生き残るため、18歳以上の未婚女性15人がソ連軍への接待役として差し出された事実を描く。帰国後に女性たちが受けた差別や苦しみ、2013(平成25)年に満蒙開拓記念館で開かれた「語り部の会」などを通して、戦後も続いた女性たちの苦悩と、尊厳を回復していくまでの歩みを記録している。

 開催に向けては、真久代表の教え子らがチラシや資料の作成を手伝ったほか、「銚子・生活と健康を守る会」の桑村邦弘代表らが協働した。約30団体が協力し、約60人から成る実行委員会を組織。性被害を扱う内容のため、学校へのチラシ配布が難しい中、実行委員会では市内の高校付近で配布するなどして周知を進めた。

 当初チケットは150~200枚を目標としていたが、地元の喫茶店やホテル、菓子店、手芸店、本屋などにもちらしやチケットの取り扱いを依頼し、追加分を含む300枚が完売し、当日会場は満席となった。上映は10時と14時の2回で、上映前には、市内で歌手として活動する伊勢岐代子さんが美空ひばりの「一本の鉛筆」をピアノで弾きながら歌唱した。

 真久さんは「戦争は嫌だ、平和を願うという思いは同じ。手をつなぎ、耳を傾け合って出会うことが大切」と話し、戦争体験者らが続けてきた平和活動を若い世代へどう引き継ぐかが今後の課題だと訴える。

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