犬吠埼灯台(銚子市犬吠埼)を夜間に公開する限定イベント「夜の犬吠埼灯台にのぼろう」が8月29日・30日の2日間にわたり開かれた。灯台の管理や参観業務などを行う「燈光会」が主催し、犬吠埼灯台と周辺の温泉を生かした地域振興に取り組む「犬吠埼灯温会」が協働した。
犬吠埼灯台は「世界の灯台100選」に選ばれ、見学者数は年間約10万人と、国内1位でもある歴史的な灯台。2020年には国の重要文化財にも指定されている。普段は立ち入ることのできない夜間の灯台に上れる機会として、17時~20時に公開した。
当日は、灯台がライトアップされ、犬吠埼灯温会が夜間の灯台見学に合わせてイベントを企画した。昨年から新たに盆踊りの形式を取り入れ、「潮鼓会」と「鳴鼓会」がおはやしを披露し、盆踊りのフィナーレは「つつみ連合」が担当した。灯台麓の特設ステージでは、シンガー・ソングライターの「しののめ」さんがオープニングを務めた。
犬吠埼灯温会の齊藤彩香会長によると、盆踊りは地元からの発案をきっかけに、犬吠埼灯温会の構成団体である銚子市、「犬吠埼ブラントン会」「犬吠埼温泉協議会」などが協力して実現したという。企画と実務を分担し、燈光会は夜間公開時の安全面を担うなど、それぞれの団体が役割を担い催しを支えた。
夜間の灯台公開はこれまでも続けられている。燈光会の羽根田真弓犬吠埼支所長は、「夜の灯台を訪れる機会を通して、地元住民にも灯台を身近に感じてもらい、行政と地域団体とも連携しながら、観光客を地域に呼び込むきっかけにしたい」と話す。日中とは異なる夜の灯台を生かし、地元住民と観光客が共に楽しめる場として、今後も企画を続けていくという。