市立銚子高校同窓会の2026年度総会・講演会・懇親会が7月18日、銚子プラザホテル(銚子市西芝町)で開かれた。講演会では同窓生で作家の菊地秀行さんが「私の作家人生~易者に告げられた恐るべき真実」と題し、自身の創作活動や作家人生について語った。
1968(昭和43)年卒業の菊地さんは、フリーライター時代から小説家としてデビューするまでの歩みを紹介。代表作「吸血鬼ハンター“D”(バンパイアハンター・ディー)」がアニメ化や映画化を経て海外でも高い評価を受けたことに触れ、「今は小説、漫画、アニメが一つの世界観を作る時代」と話した。自身の創作の原点については、「現実を飛び越え、もっと面白い世界を想像すること」と語り、想像力が作品作りを支えてきたと振り返った。
講演後の質疑応答では、「銚子を舞台にした作品を執筆する予定があるのか」という質問が寄せられた。菊地さんは、銚子電鉄のミステリートレインやぬれ煎餅など、地域ならではの題材を取り入れた物語の構想に意欲を示し、「外側から銚子を盛り上げるような作品を書いてみたい」と話すと、会場から大きな拍手が送られた。
講演後に開かれた総会では濱野恭一同窓会長が議長を務め、2025年度会計決算や2026年度事業計画、会計予算、新役員案など全ての議案を承認した。濱野会長はあいさつで、コロナ禍で中断していた「還暦同窓会」を復活させたことに触れ、「参加者から『開催してくれてありがとう』という声を多く頂き、同窓会活動の大切さを改めて実感した。今後も継続して取り組んでいきたい」と話した。
総会と講演会には同校の志賀達也校長をはじめ、現役教員も参加した。同窓会事務局は現在も同高教員が担っており、学校と同窓会が連携して活動を続けている。
総会終了後は参加者全員で記念撮影を行い、懇親会を開いた。同窓会最年長となる1954(昭和29)年卒、91歳の柴田泰三さんによる乾杯の発声で開会し、講演した菊地さんも参加。同窓生らは旧交を温めながら歓談した。