銚子の豆菓子専門店「森田屋」(銚子市和田町)が6月15日、ヤマサ醤油(しょうゆ)のしょうゆを使った新商品「しょうゆ甘納豆」を発売した。銚子らしい土産品作りを目指し、2年ほど前から開発を進めてきた商品で、地元企業同士の連携によって商品化が実現した。
銚子の海と太陽、大豆の花や白花豆(しろはなまめ)の花をあしらったパッケージ
森田屋では以前から「銚子らしい甘納豆」をテーマに商品開発を進めており、しょうゆを使った商品構想もその一つだった。しかし、製造工程や設備面の課題から商品化を断念していたという。その後、製法の見直しや設備環境の整備が進み、2年越しで商品化にこぎ着けた。森田屋の本島勝宏代表は「銚子を代表する調味料であるしょうゆを使った商品を作りたいという思いがあった」と話す。
商品の特徴は、「通常の甘納豆よりも手間をかけた製法にある」という。一般的な甘納豆が蜜で2回煮る工程なのに対し、同商品は蜜で煮た後に、さらにヤマサ醤油を加えた糖蜜で3回目の煮込みを行う。表面を砂糖で乾燥させる従来の甘納豆とは異なり、しっとりとした食感に仕上げた。「口に含むと甘納豆の甘みが広がり、その後にしょうゆのコクが感じられる味わいを目指した」という。
パッケージデザインには銚子の海と太陽をイメージした意匠を採用。大豆の花や白花豆(しろはなまめ)の花をあしらい、原材料へのこだわりを表現。ヤマサ醤油の許諾を得て同社名も記載している。
ヤマサ醤油庶務課課長の宮内貴郎さんは「地元企業が当社のしょうゆを活用し、新しい商品作りに取り組むことは歓迎している。できる範囲で地域事業者の取り組みを応援していきたい」と話す。森田屋では「甘納豆を通じて銚子の魅力を発信し、地域の新たな名産品として育てていければ」としている。
価格は、60グラム入り=300円、200グラム入り=700円。ヤマサ醤油工場見学センターに併設する売店や市内外の観光施設、銚子電鉄犬吠駅売店のほか、スーパー、小売店などで販売する。