JR銚子駅に隣接した場所に7月19日、インキュベーション施設「E1(イーワン)」がグランドオープンする。経営は銚子で不動産事業を手がける大樹不動産(銚子市西芝町)。
同施設は、起業家やフリーランスらの利用を見こみ、「新たな挑戦や事業が生まれる」拠点を目指す。銚子市事業承継・創業支援ラボ運営協議会と連携し、創業支援や事業承継、UIJターン促進を一体的に進める。背景には、人口減少や産業構造の変化などの地域課題がある。創業や事業承継を軸にした地域再生を進める中で、その中核となる場として位置付ける。
施設はコワーキングスペースを中心に構成し、オープンスペースのほか、4人・6人用のミーティングルームを備える。中央にはソファ席を配置し、交流やイベントにも対応。最大で80~100人規模の利用を想定している。外観はガラス張りで、駅のホームからも見え、「街に開かれた場」としての機能も担う。
運営を担うのはリレイル(東小川町)。同社社長の和泉大介さんは「コワーキングとして使えるだけでなく、人と人が出会い、新しいことが生まれる場所にしたい」と話す。
利用者は月額会員のほか、時間単位・1日単位での利用もできる。駅前立地を生かし「1時間だけ作業したい」などのニーズにも対応。料金は現在検討中。東京のコワーキング施設との連携も進めており、都内利用者が銚子でも利用できる仕組みづくりも進行しているという。災害時の一時避難場所としての活用も視野に入れる。
和泉さんは「最初から完成された場ではなく、使う人と一緒に育っていく場所にしたい。『E1で打ち合わせしよう』と自然に言われる存在になれれば」と意気込む。