介護・保育事業を手がけるウエルネスサービス(銚子市春日町)で6月10日、訪問入浴介護の実践研修が行われた。参加したのは同社のほか、市内で介護事業を運営する「さんきゅう」と「友成会」の職員たち。訪問入浴介護の現場を再現しながら、介護技術や利用者への対応方法について学んだ。
3社は昨年12月、各社が持つ運営実績やノウハウを共有し、地域の介護保険事業の発展につなげることを目的に業務提携した。高齢化が進む地域において、事業者同士が競争するのではなく協力し合う体制づくりを進めており、今回の研修もその取り組みの一環として行った。
冒頭のあいさつで、ウエルネスサービス社長の多辺田貴大さんは「訪問入浴を利用するされる方には終末期の利用者も増えている。介護は一つのサービスだけで成り立つものではなく、多職種や事業者同士の連携が欠かせない。今日の研修を通じて、それぞれの現場に持ち帰れるものがあれば」と話した。
研修では、訪問入浴介護サービスを手がけるウエルネスサービスの職員が実演を担当。「右上下肢不全まひで車いすを利用する80代の利用者」を想定し、専用浴槽の設置から移乗(いじょう)、入浴介助までの一連の流れを紹介。参加者は介助技術だけでなく、利用者への声がけや接遇についても熱心に見学した。
研修後、多辺田さんは「職員は普段通りのサービスを公開することに緊張していたが、人に見られる環境で実践することも成長につながる。今後も3社で互いのサービスや研修内容を共有しながら、地域全体の介護サービス向上につなげていきたい」と意気込みを見せる。