銚子市内の伝統芸能を紹介する「郷土芸能のつどい」が10月18日、イオンモール銚子(銚子市三崎町2)の海側駐車場で開催された。市内の伝統芸能保存団体が出演し、銚子大漁節や早打ちばやしなどを披露。地域に受け継がれてきたおはやしや祭りの文化を広く知ってもらい、次世代を担う子どもたちに継承することを目的に開いた。
同イベントは、2017(平成29)年に策定された「銚子市歴史文化基本構想」を踏まえ、地域の文化資産の保存と活用を進める取り組みの一環。市民が地域の歴史や文化に触れる機会を設け、文化資産を次世代へ継承するとともに、地域活性化につなげることを目指している。文化財を「銚子らしさ」を表す観光資源として捉え、官民が連携して保存と活用を推進している。
当日は、阪流会(ばんりゅうかい)、神明会(しんめいかい)、あさひ会が出演し、銚子大漁節や早打ちばやしなどを披露。伝統芸能の演奏に加え、まといの披露や子どもみこし、楽器の演奏体験などを通じて、来場者が地域の祭り文化に触れられる内容とした。「早打ち太鼓連舞」など、伝統のリズムや演奏を伝える企画も行った。
同会場では、銚子神輿(みこし)連合会による「秋祭り」も開催。子どもみこしの体験会のほか、銚子のよさこいチーム「黒潮美遊(くろしおびゆう)」と銚子大漁節のコラボステージ、キッズダンス、フラダンスなども行い、市内で活動する団体が日頃の活動を発表する場となった。近年は両イベントを合同開催し、一日を通して銚子の祭りや郷土芸能に親しめる構成としている。
市は、地域の伝統芸能保存団体が継続して参加し、活動を発展させられる運営体制づくりにも取り組んでいる。文化庁の「文化財保存活用地域計画」などを踏まえ、地域に根付いた文化を守りながら、その魅力を広く伝える機会として継続していく。