「銚子・九十九里地域漁業就業相談会」が7月11日、銚子商工会議所(銚子市三軒町)で開かれた。主催は千葉県海洋人材確保・育成センター。
銚子・九十九里地域で漁業への就業を目指す人や漁業に関心を持つ人を対象に行い、同センターの一員である千葉県銚子水産事務所改良普及課の職員が中心となって相談や説明に対応した。当日は漁業の概要や就業までの流れ、支援制度などを紹介し、漁師を志す人や銚子商業高校海洋科の生徒らが来場し、漁業への理解を深めた。
相談会では、銚子・九十九里地域で営まれているまき網漁業や小型底引き網漁業、刺し網・釣り漁業、貝けた網漁業など、地域の主要な漁業を紹介。漁船ごとに勤務時間や収入、働き方が異なることも説明し、参加者は求人情報を見ながら自分に合った就業先について理解を深めた。県内では銚子会場のほか、8月21日に館山市などでも相談会の開催を予定している。
会場では、漁業研修制度についても説明した。高校生などを対象とした数日間の漁業体験(インターンシップ)をはじめ、1カ月以内の短期体験、3カ月間の試験雇用による中期研修、さらに2年間の長期研修へと段階的に技術を習得できる仕組みを整えている。研修期間中も関係機関が就業希望者や受け入れ事業者を継続的に支援し、就業後までフォローしているという。
銚子水産事務所改良普及課長の平田淳一さんは「千葉県内では漁業従事者の高齢化が進み、若い担い手の確保が課題となっている。相談会や研修制度を通じて、漁業を仕事として選択するきっかけになれば」と話す。
平田さんは「千葉県の漁業には多様な漁法があり、自分に合った働き方を見つけることができる。まずは体験して漁業の魅力を知ってほしい」と参加を呼びかけた。今後も就業相談会や研修制度を通じ、新たな漁業人材の確保と育成に取り組んでいく。