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銚子で「ことばの冒険」 小学生が読み聞かせや俳句で言葉の世界広げる

(中央)みねたさんと「ことばの冒険」スタッフ

(中央)みねたさんと「ことばの冒険」スタッフ

 小学生を対象に本を読む楽しさや言葉の力を伝える体験講座「ことばの冒険になろう」が9月12日、ひまわり子育て支援センター(銚子市台町)で開かれた。NPO法人「BeCOM(ビーコム)」が主催し、読み聞かせやクイズ、言葉遊びなどを通して、子どもたちが言葉に触れる機会を設けた。

声に出して俳句を読む小学生たち

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 「ことばの冒険」は2016(平成28)年に始まり、今年で10年目を迎えた取り組み。子どもたちが本を読んだり話を聞いたり、自分で文章を書いたりする体験を重ね、多くの言葉を覚えて使えるようになることで、人生を豊かにすることを目的としている。当日はスタッフと子どもたちの自己紹介から始まり、言葉を使ったコミュニケーションについても学んだ。

 絵本の読み聞かせでは、元小学校校長で童話作家のみねたいくこさんが、自身が制作した「『あいちゃんの新しい学校』」を紹介した。同作は、2017年(平成29年)年に廃校となった猿田小学校をモデルにした作品で、一学年の児童数が5人から10人ほどだった小さな学校で、子どもたちが過ごす日常を描いている。

 みねたさんは猿田小学校で教頭として3年、校長として3年勤務した経験があり、児童数が少ない学校だったからこそ、子どもや保護者と家族のような関係を築いたという。読み聞かせでは子どもたちの近くに腰掛け、「みんなの学校はどんな学校?」と問いかけながら作品を読み進め、「ちょっと変わった友達もいるけど楽しい学校」といった子どもたちの声を引き出した。子どもたちは作品についての感想をノートに書き、発表した。

 続いて、嶋田由香里さんが「声に出すことばの冒険」として、俳句や回文を題材にした言葉遊びを紹介した。俳句は文字数ではなく音の数で「五・七・五」と数えることや、声に出したときのリズムの面白さを説明し、子どもたちと実際に言葉を声に出しながら学んだ。俳句の穴埋めクイズでは、子どもたちが声を出しながら問題に挑戦し、松尾芭蕉から現代俳人までの作品を知るきっかけとなった。会場には多くの本が並び、本の紹介や貸し出し案内も行われた。最後には参加した子どもたちにシールを贈った。

 同NPOでは、みねたさんの絵本を地域の小学校新1年生全員に届けている。みねたさんは「1冊渡したからといってすぐに言葉の力がつくわけではないが、子どもたちが言葉の力を育む環境や土台づくりの一つになれば」と話す。「ことばの冒険」は今後も開催し、10月25日、11月14日、2027年1月9日を予定している。参加には事前登録が必要で、同NPOのLINEで受け付ける。

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